MATAO

鎌倉殿の13人のMATAOのレビュー・感想・評価

鎌倉殿の13人(2022年製作のドラマ)
5.0
素晴らしい大河ドラマでした。
一年を通して、全48話、毎回期待を越えていく内容でした。
歴史に疎い私にはあまり馴染みのない時代でしたが、北条義時の生涯を描きながら、この時代の雰囲気が伝わってきました。

小栗旬が演じる義時は、明るく闊達な若者でしたが、源頼朝が死んだあたりから、徐々に暗く張りつめた余裕の無い冷徹な人間になっていきます。それは恰も鎌倉のために業を一人で負っていくかのようでした。

数多くの登場人物、それに纏わる数々の人間ドラマがありました。それらをコミカルな要素も絡めつつ、出演者の多くが死んでいく悲しくも激動のドラマにまとめあげた三谷幸喜には脱帽です。
とてもいいものを見せてもらいました。
ありがとうございました。
MATAO

MATAO