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ナチ・ハンターズ シーズン2のShinMakitaのレビュー・感想・評価

ナチ・ハンターズ シーズン2(2023年製作のドラマ)
2.6

「君はいったい何者だ?」
「生存者…それが私だ」





1979年。元ハンターズのジョナ・ハイデルバウムは、パリでナチ党員のビフを捕捉。そこで驚愕の情報を耳にする。1945年、アドルフ・ヒトラーは地下壕で自殺を偽装して逃亡し、今も生きているというのだ。
一方LAのパサデナでは、FBI捜査官ミリー・モリスが元ナチのプレンツ司教を逮捕。しかし証拠不十分で釈放されてしまう。法の限界を感じた彼女は、怒りに任せて司教を射殺。ジョナと合流し、ハンターズ再結成を企画する。目指すはブエノスアイレス、ヒトラー逃亡に手を貸した実業家クラウス・ラインハルトの口を割らせ、ヒトラーの居場所を掴むのだ。

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1975年。ニューヨークの実業家マイヤー・オファーマンは、自分の正体を知るナチ残党に脅迫を受けた。脅迫者のボスはヴィクトル・フロントハイムという男で、30年前にマイヤーをドイツから逃亡させた「逃がし屋」だった。マイヤーはベトナム帰還兵のジョーを雇い、フロントハイムに対抗すべく反ナチ・レジスタンスチームを立ち上げる…



「ナチ・ハンターズ2」


シーズン1でハンターズ隊長アル・パチーノがまさかの元ナチの「ウルフ」と判明、さらに〈大佐〉がエバ・ブラウンと提示され、その上あのヒトラーが生きてるらしいと…
というわけでのシーズン2。再結成したハンターズの前にもう一つのハンターズが現れます。リーダーはジェニファー・ジェイソン・リーですよ。怪物アドルフ・ヒトラーは、名優ウド・キアーでソックリでしたね。

1975年のハンターズ設立前夜と1977年の新たな戦いを並行して描く作り。アル・パチーノが出ているからじゃないけど、「ゴッドファーザーPART2」を彷彿とさせますね。シーズン1に見られたおふざけは減っているけど、俳優ロニーの新作インタビューやサウンドオブミュージックのパロディなどは笑いどころです。突然毛色が変わってツイストのきいた展開の第7話、歴史改変ifモノとして興味深い第8話は単なるアクションドラマ以上にメッセージ性が強く、見応えがありました。オススメ。
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