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カルテットのhonobonのレビュー・感想・評価

カルテット(2017年製作のドラマ)
4.5
『花束みたいな恋をした』の流れで坂元裕二作品を。

前半はキャスト陣に圧倒され、コミカルな食事シーンに胸をなでおろし、不思議なサブキャスト陣に多少の(照れを含めた)困惑を。

そして、巻夫婦が急浮上する6話。
5話のラストで'変な柄のスニーカー'と思っていたものが店を出たときのワンカットですべてを物語り、この作品を見るきっかけを呼び戻してくる。
もし、お互いに価値観が合っていたとしてもレモンかけるかけないで我慢したりだったら。
もし、あの二人が'こんなプロポーズ'に合意してしまっていたら。と考えたくないものまで頭は過ぎってしまう。

8話の社長と好きな人の話をするすずめ…というか満島ひかりの語りは思わず見返してしまった。あれはすごい。

最終話の諦めた人からの手紙。勝ったけ負けたかで天秤にかけていると世界の見え方は変わってしまうのかもしれない、かも。
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