ちょっと古いかなと思いつつ見てみたらおもしろくて気に入ってしまった。脚本のグラハム・リネハンはMotherlandなども手がけていて、このドラマもおすすめ。
とあるイギリスの会社のIT課に、コンピューターのことなどまったくわからないジェンがマネージャーとして赴任するというストーリー。オタク2人とジェンは相容れないかと思ったけれど、変わり者の社長や同僚が巻き起こすトラブルに一緒に対峙するうちに友情が芽生えていく。いたずら好きのロイと、めちゃとぼけているモスが本当におもしろい。ジェンが死んだことにされてしまうシーズン1−5、モスがカニバルと出会うシーズン2−3、ロイが強盗に巻き込まれる3−3が特に好き。たまに3人は仲違いするんだけど、それでも固い友情が確認できて良い。
ただ、ゲイやトランスジェンダーをあげつらうような表現が多い。イギリスでも議論が起きているらしく、特に3−4で社長がデート相手についてトランスジェンダーだとわかった後で取っ組み合いのケンカになる話は批判されたらしい。もともとシーズン5の製作まで決まっていたらしいが、このシーズンは結局1話しか作られなかった。
ただ最新作のMotherlandを見る限り、そういった表現は見られないので、特定の嗜好を持つ人をバカにしなくてもおもしろい作品は作れるということだと思う。