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美食探偵 明智五郎のmaroのレビュー・感想・評価

美食探偵 明智五郎(2020年製作のドラマ)
3.0
東村アキコの漫画が原作で、有名百貨店の御曹司が主人公。
私立探偵をやっている美食家の明智五郎(中村倫也)と、お弁当屋さん兼助手の小林苺(小芝風花)による探偵ドラマ。

探偵とはいえ、ガチガチの推理モノというわけではなく、こだわりが強くてめんどくさそうな明智と、それに振りまわされている苺の掛け合いを微笑ましく眺めつつ、黒幕のマグダラのマリア(小池栄子)との関係性を楽しむみたいな感じだった。

ただ、正直そんなにハマらず(笑)
もともと第1話で依頼人としてやってきたマリアが、明智とのやり取りを通じて彼に特別な感情を抱くようになり(実は過去にすでにそのきっかけがあったんだけど)、そこから他の人の犯罪を助長しながら、彼に近づくという流れなんだけど、そこがイマイチしっくりこなかったんだよね。
ただのサイコパスというか、なんかやり方がまわりくどいなと。
とはいえ、小池栄子の演技やマリアというキャラクターの雰囲気のハマり具合は最高だったけど。

マリア・ファミリーと呼ばれる、彼女が犯罪を促した者たち、シェフ(武田真治)、れいぞう子(仲里依紗)、林檎(志田未来)、ココ(武田玲奈)も、マリアのお手伝いをするんだけど、彼らもなんでそこまでしてマリアといっしょにいるのかも腹落ちできなかったなー。
まあ、罪を犯して他に行くところがないってところかな。

あとは、主人公のインパクトも個人的には少し弱かった印象。
明智はクールな役柄だったものの、それ以上に苺や桃子(富田望生)のコミカルなキャラクターの方が印象的で、そっちの方が記憶に残りやすいな。

一応美食家という設定ではあるので、何かと料理や食事のシーンは多いのだけど『99.9』の松潤が作る料理の方がおいしそうだったので、食のインパクトもそれほどでもなかったり(笑)

ただ、毎話、苺と桃子が訪れる飲食店がうまそうだったので、そこは必ずメモったw
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