まめし

神様がくれた14日間のまめしのネタバレレビュー・内容・結末

神様がくれた14日間(2014年製作のドラマ)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

チョ・スンウの演技が本当に素晴らしいのは言うまでもない。
賛否あるようだが、あっさりとしたラストは潔く、その潔さがドンチャンの長年の苦悩の深さを表していて、私はとても好きです。
途中、ドンチャンは自分が恋人を殺した真犯人だと訴えて、兄の身代わりに死のうとする。それを覆す為にスヒョンは奔走するも、最終的に、ドンチャンは自殺をはかる。ドンチャンの生死は不明だが、私は死んでしまったというのが本当のように思う。ただ、前者の死に方では無実の兄は、弟の犠牲の上に生きていかれなかっただろう。母親も、どちらの息子が冤罪により死ぬ事にも耐えられなかったと思う。しかし、後者ではドンチャンが飲酒した末に酔って貯水池に入ってしまったと思う可能性がある。いずれも死には変わりないが、最後までスヒョンが諦めなかった事で、残されたドンチャンの家族に、事実とは違ったとしても生きるよすがを与えてくれたと私としては解釈しています。ラストで刑務所から出てきた兄をドンチャンの母親やヨンジュ、ホグ?が暖かく迎える姿は、ハッピーエンドでも痛快でもないけれど、ほんの少し明るいこれからを象徴していて、私は好きでした。
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