2024.04.22 配信で視聴
おススメにしつこいほど出てきたが、「主演2人の顔が好みでない」という理由で避けてたドラマ。しかし、適当に軽くて適当に真面目な刑事ものが観たいのに、見尽くしたはずはないのに見つからない。そこで、『カラオケ行こ！』で好感が上がった綾野剛に免じて（何様？）視聴（ついでに言うと、星野源のことも『罪の声』での声の演技が素晴らしかったんでそこは評価してる）。
まず、対照的な性格の二人の刑事のかけあいが面白い。二人ともきっちりキャラが立ってて、特に綾野演じる伊吹のセリフがいちいち見事。
「誰や、脚本？」と思って調べたら野木亜紀子さん。彼女、天才か！！
主演以外のキャラ造形ももちろんのこと、各話に上っ面でない深みがある。こんなん次々創れる人がいると、そんじょそこらの小説・ドラマ作家やそっち系志望者は浮かぶ瀬がないわなぁと同情してしまった。
最終話が駆け足すぎて消化不良なのは、コロナ禍勃発のせいだろう。誰よりも脚本家や監督が無念なはずだ。
＜その他の細切れ感想＞
・綾野剛は与えられた役柄を深いところまで理解して演じているようだ。表現が凄すぎて“演者”に見えない。
・子役（ゆたか）が可愛くて巧すぎ。「成長しないでこのままでいて」と言いたくなるくらい。
・麻生久美子の隊長あってのMIU404。隊長がカン高い声できゃんきゃん騒ぐキャラや、高飛車スーパーウーマンなキャラだったらリアルさ吹っ飛んで滑稽になるとこだった。
