[新]マークが付いていたので録画したらBSの再放送だったのでがっかり。病因究明物としては当時後発だったが、原作なしのオリジナルで良いドラマだった。吉田羊は連ドラ初主演だったはずだ。新人吉岡里穂もブレイク前夜である。
吉田羊はじわじわと好感度を上げ、ついにヒロインを獲得したわけだが、このパターンで失敗するケースも多い（例えば吉瀬美智子）。当作は吉田の萌えポイントを押さえたもので、従来ファンも満足できるものとなっている。「フラジャイル」でスポットが当たった病理診断というモチーフが吉田向きだし、「チームバチスタ」チームの手慣れた演出にも安定感がある。
のちの「捨ててよ、安達さん。」で思い出さずにはいられない藤澤遥は、この年のベストドラマ「トットてれび 」「on異常犯罪捜査官藤堂比奈子 」に加え、本作にも出ていながら、その後はドラマに出ていない。
ドラマとして、とくに優れた点はないのだが、2016年はまだこのレベルのドラマが普通だった。
