このシリーズは、本当にFeel goodそのものなの。不安感を常に感じていたり、PTSDも然り、自身や周りの歪みに気づけないまま生きている人たちは多分全人類だが、そんなトピックへの触れ方や表現が本当に愛おしい。
私はどちらかと言うとベッドの下に隠れたくなるメイのような子供だったけど、いつしか周囲への迎合という形で消えてしまった。これはこれでいい。ただ、周囲の叫びが聞こえなくなったら終わりだと思う。
ハナギャツビーやメイのようなスタンダップの軽快な痛々しさは日本人にはもしかしたら居心地悪いのかもしれない。顔を歪めたくなるのは、私たちが現実から目を背け続けている現れだろう。
あとはジョージの、決めつけないでよ!私は私。の台詞がよかった。今シーズンは彼女の変化が大きかった。
セクシュアリティ云々よりもっとだいじなことがたくさんあるのに、自分でも他者でも、枠にはめようともがくのは本当に時間の無駄。堂々巡りで争うのはもうやめようよ。必要以上に人間(バーチャル人間も然り)に依存するのも。
「必要ないけど、愛してる」
わたしもkidney beansみたいな人と出会いたい。プロポーズなんて馬鹿馬鹿しいと言い放って、コテージで毛布にくるまりたい。
彼らを一生観ていたい。
この感覚はplease like meに匹敵するかも。秀シリーズでした。