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明日の約束のmaroのレビュー・感想・評価

明日の約束(2017年製作のドラマ)
3.5
母親サイコパスのミッチー鼻声ドラマ(笑)
自分のエゴでしかない愛情はよくないなと思わせる内容。

井上真央がスクールカウンセラーとして勤務する高校で起こった生徒の自殺を主軸に、その生徒の家庭環境や友達との関わりを描いた話。
主に母と子の関係性が重要だった。

とにかくね、もう母親がサイコパス過ぎて。。。
仲間由紀恵は息子に対する歪んだ愛情を持った母親で、とにかく息子のすべてをコントロールしたがってた。
そうすることが正しいと思っていたから。

でも、それ以上に怖かったのが手塚理美。
井上真央の母親役で、普段はニコニコしているんだけど、ちょっとでも気に入らないことがあるといきなり大声で怒り出すからね。。。
毎回ヒヤヒヤしてた。

こっちは自分の娘を所有物と捉えており、仲間由紀恵と比べると、子供への愛情というよりは、自分の支配欲が強かった印象。

さらに、工藤阿須加も親の愛情が兄に注がれていた過去から、親を悪く言った井上真央にブチ切れていたし、及川光博は以前、仲間由紀恵に過去の不祥事を言及されたことが癇に障り、彼女の息子が孤立するよう仕向けるなど、もはやただの嫌がらせ教師でしかなく、なんかもう登場人物みんな闇しかないドラマで心が痛んだ(笑)

先週までは面白いと感じていたのだけど、ラストがちょっとなあ、と。
結局生徒が自殺した直接的な原因は明言されず、最後に井上真央が「自殺はよくない!」と言ったことで、単に自殺防止の啓蒙ドラマだったんじゃないかっていう後味で終わってしまった。
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