Tatsu

ミセス・アメリカ~時代に挑んだ女たち~のTatsuのレビュー・感想・評価

3.9
第一話からアルトマン信奉者であるボーデン&フレックの演出がわかりやすい。カメラの置き方や人物の観察的な捉え方は、70年代のアルトマン映画の模倣だろう。役者はグロリア・グレアム役のローズ・バーンが素晴らしく、もしかしたら彼女のベストワーク。モチーフの現代性、またはそのドライな終わり方も素晴らしいけど、作劇としては真面目というか、手堅い印象を受けた。アケルマン『ジャンヌ・デュエルマン』をフェミニズム映画として解釈するラストカット。
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