みむさん

ZeroZeroZero 宿命の麻薬航路のみむさんのレビュー・感想・評価

ZeroZeroZero 宿命の麻薬航路(2019年製作のドラマ)
4.0
「ボーダーライン ソルジャーズデイ」のステファノ・ソッリマ監督(イタリア)、「ボルグ/マッケンロー」のヤヌス・メッツ監督(デンマーク)、「エル・クラン」のパブロ・トラペロ監督(アルゼンチン)が監督を務める全8話のミニシリーズ、クライムドラマ。
ステファノ・ソッリマが最初の2話でトーンセッティングしたっぽい。
Mogwai がスコアを手掛けてた。

アンドレア・ライズボロー、デイン・デハーン共演。

イタリア、アメリカ、メキシコの3国に跨がる麻薬組織とコカインブローカーの物語。

フラッシュバック多用で時系列があちこち飛ぶし、場所も主に3国行ったり来たりで忙しい。

表面上は海運会社・貿易会社のアメリカのリンドウッド家はメキシコの麻薬カルテルとイタリアンマフィアの間をつなぎ利益を得ているんだけど。

そんな組織の間に立ったら、何か不都合が起きたらすぐ命の危険があるに決まってる😱

メキシコのカルテルは武装勢力をいとも簡単に形成するし、イタリアンマフィアの一族は仁義と裏切りの間でモメているし。

死の臭いはそこら中に漂い、実際、劇中でかなり容赦なく人が死ぬ。
血生臭いクライムドラマ。

アンドレア・ライズボローがキャスティングされてる時点であのエマというキャラクター、絶対何かやらかすだろうと思うよね。

エマの弟役にデイン・デハーン。彼は家族の一員として行動を共にしたい認められたいという純粋さなのか、愛に飢えてすがったのか、行く末がアレか…というかわいそうな役だった。

真新しさはないものの、手堅いクライムドラマでなかなか面白かった。