パドゥ

リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密 シーズン1のパドゥのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

いるなぁ、エレーナ(リース・ウィザースプーン)みたいな「あなたのため」を装いつつ、全部自分のための人。

ハイクラスの人たちが暮らすオハイオ州シェイカーハイツという町に、黒人の母ミアと娘のパールが引っ越して来ることで、エレーナの家庭の問題が表面化してくる話。

原作は小説らしく、著者は富裕層の黒人女性かなー?と思ってたら、両親が香港から移住した中華系女性で、実際にシェイカーハイツに住んでたらしい。

エレーナの4人の子供のうちの末っ子、イジー(13歳くらい?)は、母親の偽善的な言動を見抜いており、嫌悪感を抱いている。
まぁそういう裏表が許せないというか、大人の偽善に納得できないのが思春期だからなぁ。

4話目くらいまでは、ミアが情緒不安定すぎて観てて疲れるから、止めようかと思ったけど、過去のエピソードが出てきてからはやや持ち直し。

貧しい母子家庭の黒人で、何かと苦労もするし、住所も転々としてるんだから、そもそもあんな白人が住んでる地域にいかんやろうに。
都会の方が雑踏にうもれて目立たないのになぁ。
しかもアーティストって言う仕事柄、なおさら都会の方がいい。
目立ちたくないくせに、周囲に馴染む努力もしないし、不信感をわざわざかうような振る舞いをする。

ほんでパールとムーディ(エレーナの次男)がいい子すぎる。
いい感じなのに、2人は恋愛関係に発展しなくて、パールはトリップ(エレーナの長男)とセックスする。
バージンを気楽に捨てたいだけなのかと思ったら、その後も頻繁に会ってたり、ムーディに関係を話すと言ったりするから、これが意外。
パールは知的な女の子だから、トリップみたいなアホな男に惹かれるかなぁ。

火事を起こすのは、エレーナとそりが合わないイジーかと思いきや、上の三人の子供なのも、小説はもっと小さいエピソードが積み重ねられて火事までの流れが納得できるのかもしれん。
けど、このドラマでは、そんなんで火をつけないやろー!って突っ込みたくなる展開。

長男次男は、それまでの暮らしに特段不満は無さそうだったし、長女のレクシーはじきにイェールに進学するから家を出れるのに。

でもこのリース・ウィザースプーンの演技がよくて、見続けれた。
常に上から目線な感じで話し方も鼻につく。
勝負の時は赤い服を選ぶのもいかにもだった。
パドゥ

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