かりんとう

リプリーのかりんとうのレビュー・感想・評価

リプリー(2024年製作のドラマ)
3.2
俳優陣の絵面に難あり!何もかもが惜しい!!

リプリーといえば、1999年にマット・デイモン主演で、それ以前の1960年には「太陽がいっぱい」のタイトルで映画化されている。
後者の主演は名優アラン・ドロン。もうね、当時のアランはCGじゃないかと思うくらい完成されたルックスですんごいオーラなのよ。
そしてあの頃のマット・デイモンは言わずもがな。ディッキーはジュード・ロウ(アラン・ドロンを彷彿とさせる超絶美青年だった)、マージ役は グウィネス・パルトロウ。
顔面偏差値が90超えの異次元美形祭りですよ。

それに対して今作は、申し訳ないけど死ぬほど地味。
そもそもアンドリュー・スコットもジョニー・フリンも40過ぎとるやないかいっ
リプリーって20代青年の話だから、まずそこから凄まじい違和感。
ダコタ・ファニングは30歳だけど、おばちゃん体型も手伝って「普通の人」感が半端ない。
そして彼らの顔面偏差値はMARCHレベル。MARCHが悪いんじゃない。
過去2作品がレベチなの。
三者三様に主演を張るには本当に地味。

前二作が映画であるのに対して、今作は全8話のドラマなので、登場人物の心理描写は丁寧だったが、それ以上にリプリーの殺人と後始末がめっちゃ大変だったね、という印象が残る。

三作品とも大筋では同じだが、悪事が露見する経緯や主人公の行動はアレンジされているので、独立した作品として楽しむことができた。

無名でもいいから若くてとてつもないイケメン俳優だったらなぁ…
3.2止まりなのはそこよ、そこ。