アラン・ドロンでお馴染みの…
マット・デイモンでお馴染みの…
『リプリー』『太陽がいっぱい』は観てないのでそのままのストーリーなのかは比べられません。ごめんなさい
いつかは観ようと思ってたんですけど…
最近『異人たち』を観てアンドリュー・スコットさんの演技に惹かれて、こちらをチョイス。
いやー面白くて最後までぶっ通しでみちゃった、あはは😄
<良かった点>
映像がシャープでエレガント!
モノクロの映像が物語に深みを与えています。
そしてイタリアの街並みが1話1話毎に堪能できます。
肖像画、建造物、ライオン像、壁画、路地、ナポリ、ローマ、ベネツィア!!
リプリーと一緒に住んでる感。
かく言う私もウットリしながら観ましたよー。
映画とかだと少しの時間しか堪能できませんがドラマだとじっくりと堪能出来て(住んだらこんな感じなのかなー)と妄想止まりませんね。
イタリア好きの方と一緒に観て盛り上がりたいなあ。
ドラマだから丁寧にリプリーの犯罪を写していくので毎回ドキドキ!
リプリー、それは捕まっちゃうよー、気をつけて!とか何故かリプリー目線!
変装して暗めの照明にして刑事に会うのですが、いくら演技の天才アンドリューさんでもあんたそれバレるだろう!ってツッコミどころ満載のとこもあり…😅
そうは言いつつアンドリュー・スコットの演技は本当に上手かった!
ちょっとした怯えた目とか狡猾な本心を隠す演技が上手い。
ただ、『異人たち』を観た後だからか(本音は傷ついてんじゃないの?)とリプリーよりになってしまう自分が怖い…
出ずっぱりなのでリプリー役が上手くないとつまんないけど最後まで引っ張る彼のサイコパス演技は絶品だと思いました。
<気になった点>
他キャスト。
ダコタ・ファニングは猫背で顎を上げ気味であまりスマートにみえなかった。
あと気になったのは"スティングの娘"のエリオット・サムナー。
ネタバレになるけど、"フレディ“なのに女性にしか見えませんが…
どういう事なんですか?
イタリア警察が無能すぎて嫌になる。
リプリーの心情が描き切れて無いために心に残る物も無く、情感がなくて残念でした。
イタリアの画家『カラヴァッジョ』の絵画になぞらえた情景もありましたが、私がカラヴァッジョについてよく知らないので心情があまりよくわからず。
ミステリー、サスペンス要素が強くて詐欺師感を強調していた印象。
とはいえ、スマートな映像美とミステリーで満足しましたー。
今度は映画でリプリーの情感を味わおうと思います!