私はイケメン要素が欲しいので、
ジュードロウという暑っ苦しいまでの濃ゆいイケメンに、
野暮ったいイケメンのマット・デイモン、
という組み合わせが最高だったのよ。
これほど努力しても敵わない相手への焦燥が似合う組合せはないわ〜。
対して、こちらは、まあ、野暮ったさに野暮ったさをプラス。
ディッキーの服を着て、ディッキー振ってたところをディッキーに見られたシーン恥ずかしかったわ〜。
全編モノクロでイタリアの街並みや、抜けるような青い空を見せなくても美しい。
金持ち連中が頭悪すぎる。
マージもだけど。
誰一人、怪しさたっぷりのリプリーがなりすましてんじゃね?とか思わないのが凄いよ。
まあまあな感じで進んできたけど最後は目が離せなかったわ。
一枚の絵を手にしたリプリー。
それを手に入れるまでの道のりが描かれたところに、警部の元に一冊の本が届く。マージのディッキーの思い出、そこに載せられた「本当のディッキー」写真。
その後はどうなるの!?で終わり。
吹替版で観てたけどイタリア語の方が多くて字幕で見ても変わらなかったわ。
オリジナルタイトルからすると、これはリプリーの詐欺の才能を見せる話なのね。