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私たちはどうかしているのmaroのレビュー・感想・評価

私たちはどうかしている(2020年製作のドラマ)
3.5
和菓子がとても食べたくなるドラマだった。

朝ドラでもないのに和テイストのめずらしい設定で、和菓子の菓名を言うところなんか『BLEACH』の卍解を発するみたいで、個人的にはホクホクしてたけど、正直第1話と最終話のインパクトが強すぎて、間の話全部飛んだわwww

初対面(ではないんだけど)の花岡七桜(浜辺美波)にいきなり結婚を申し込む高月椿(横浜流星)もどうかしてるし、長谷栞(岸井ゆきの)との結婚式が行われているど真ん中でその2人がキスするのもどうかしてるし、七桜だってずっと憎んでいた椿に気づいたら恋してるのもどうかしてるし、もう、本当にみんなどうかしてるよ!

軸はあくまでも七桜の母の死の真相解明だから、せっかく和菓子作りに精を出しても、『グランメゾン東京』ほど苦労や料理のテクニックは感じられず、『味いちもんめ』ほど職人たちのキャラに個性もなかった。
みんな存在感薄かったもんな。。。

唯一、高月今日子(観月ありさ)の悪女っぷりが際立っていたけど、どうせなら『家なき子』ぐらい七桜をいじめて欲しかった(笑)

最終回は、真犯人はわかるわ、悲劇は重なるわで、展開がめまぐるしすぎて、それまでのエピソードがなかったことになるぐらいのインパクト。
まさにクイズ番組で最終問題100万点状態(笑)

画はすごく綺麗だったけど、ストーリーはもっとグチャミソして欲しかったところ。
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