19世紀英国、フットボールでお金をもらうこと、お金で他チームから選手を引き抜くこと、試合の観戦料を取ることが悪とされ、FAを上流階級が牛耳っていた時代のお話。
フットボールが起点だが、労働者階級と上流階級の、階級に限らずいつの社会でもあるような分断に焦点が当てられる。
その部分の人間ドラマとしては少し弱さを感じた。
プロダクションデザインは抜群で、19世紀英国の衣装や街並みの雰囲気良い。
フットボールファンの自分にとって、(完全に史実通りでないにせよ)当時のFA杯の規模感や人々にとってフットボールがどういう存在だったのかを体感できる貴重なドラマ。
