Parry

アンオーソドックスのParryのレビュー・感想・評価

アンオーソドックス(2020年製作のドラマ)
4.0
NYの超正統派ユダヤ人家庭で育った少女が嫁いだ家からベルリンに逃げ、音楽学校の生徒達に出会う。ピアノだけが心の拠り所だが当然プロになれる腕前ではない。奪われた可能性と現実の厳しさ。演出と主演の壊れそうな脆さと意志の強さの均衡がとれた演技が素晴らしい。
映画freistattで好きになったラングストン・ウイベル君(Langston Uibel)が出てたから彼目当てに見たけどすごくいいドラマ。今回彼はナイジェリア出身のゲイのチェリストを演じる。幅が広い役者!
主人公が重い告白をして場が重くなった時満面の笑みで「じゃあ君の人生に乾杯!」のシーンがすごく良かった。
このベルリンの音楽学校の生徒達のように見知らぬ人にも押し付けがましくなく親切でオープンでありたいと思わせる。
あと新人みたいだけどヴァイオリニスト役のSafinaz Sattarさんが演技も良くてめちゃくちゃ可愛い。ちょっとナオミ・スコット似。2000年生まれでこの先が楽しみ。
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