ヒムロ

呪怨:呪いの家のヒムロのレビュー・感想・評価

呪怨:呪いの家(2020年製作のドラマ)
3.4
都内某所にあると言う呪いの家。
そこに入ってしまった女学生。
物件を買うために訪れた男とその恋人。
その家を追う心霊ライター。
様々な人間が交差し、母子を巡る忌々しい呪いに呪われていく。

過去の出来事とリンクし、現実の時間軸でも同じことが起こったり幻覚を見たりするという演出の正解を見た感じがある。
え?結局これどっちでの話?となりがちなこういう演出をかなり分かりやすく表現していると思う。

ストーリー自体はネグレクトや家族間での確執などを中心にしており、ホラーというかサスペンスドラマ的に面白い。
というかストーリーがかなり濃厚に面白くてホラー演出のはずの過去映像などがストーリーを伝えることが主題になっていて怖くない。
いや面白いは面白いんだけどホラーが先に立ってジャンルを名乗っていいドラマではない。

それと時系列的に呪怨の伽耶子達より前っぽい感じなのだが、じゃあ最初っから家のせいなのかとなるとそれは呪怨全否定感が否めなくてちょっと受け付けなかった。
まぁあくまで後から原作者を通さず作った公式二次創作みたいなもんだし仕方ないのだが。

お気に入りのキャラは聖美。
2話からの豹変は果たして気がおかしくなったか、家の呪いか、はたまたあれが本性か。
狂気の見える二面性光る演技が良かった。
ヒムロ

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