故ラチェットスタンク

呪怨:呪いの家の故ラチェットスタンクのレビュー・感想・評価

呪怨:呪いの家(2020年製作のドラマ)
3.6
いやはやノリと流れで飛び込んだけどなかなか良かったです。

全体的な品質が良い。
酷かったリメイクと比べて非常に新鮮で良い出来だったと思います。
惹きつけられる要素が多かったです。

オリジナルの呪怨はまだ見れてないからはっきりとは分かんないけど結構呪怨要素は少ないです。
コンセプトは同じだけどアプローチがかなり異なっています。

怖い幽霊が沢山登場するホラー映画ではなくて怖い人間が沢山登場するスリラー映画といったような印象です。

実際に起きた事件を元としてその全てに1つの家が関わっているという解釈で話が進んでいきます。

そこの部分は非常に良かったです。演技は所々下手とか不自然に感じた部分はありつつも多くは迫真で素晴らしいものが多かったし、良い意味で強く不快感を感じた部分が多かったです。

まあ良い意味でって言うのも少し変な気がしますけども。胸糞好きな人はとことん楽しめると思います。
4話あたりで思い出すのもおぞましい場面があるので割と閲覧注意です。

キャラは人間の醜さを全面に押し出してたりする描き方が好みだったし、撮影の仕方とかもファンタジーとリアルの狭間を行ったり来たりしてて面白かったし、全体のジメジメした感じも凄く好きだったしで色々と満足です。

終盤のストーリーは複雑な部分があるので人によって好みは分かれると思いますが、個人的にはオススメしたい作品です。

久々に呪怨作品を成功させた作品なんだなと思います。