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呪怨:呪いの家のhideharuのレビュー・感想・評価

呪怨:呪いの家(2020年製作のドラマ)
2.9
2021.09.12 レンタルDVDで鑑賞。

約30分の話が6話。それをわざわざ3枚のディスクにするなんて。これで各ディスクに特典映像でも入ってれば許せますけど。

ユニバーサルとNetflixの共同制作見たいですが本当にこういうのは配信サービスに加入していないとなかなか見れないから厄介だ。いまだにアメリカ版の「Death Note」は未見のままだしね。

さて本作は何とかソフト化され、レンタルまで出てたのでラッキーにも見ることができました。それほど期待するようなドラマではないですけど一応シリーズは全部見ているのでドラマ版も気にはなってたから。

他の方も書いているけど「呪怨」の前日譚に当たるようなストーリー展開でその家の抱える業が住む人に災いをもたらし、ドンドンと呪いが蓄積されていく感じと言ったところでしょうか。

幽霊ものにしては「屋敷女」バリ(大袈裟かな?)のスプラッターシーンも用意されています。そして映画版ではあまり見ることのなかったセックスシーンや捨てられた中身入りのコンドームなどの描写もあることから映画版に比べると少しは大人向けを意識して作られているのでしょうか?
そして劇中の舞台は1988〜95となっており劇中ニュースでその間に起こった悲惨な事件がクローズアップされています。阪神大震災、宮崎勤事件、松本サリン事件、地下鉄サリン事件、神戸児童殺害事件など。時代の流れを感じさせるのに上手く使われているなって思いました。更にはMなる宮崎勤を連想させる登場人物までいます。

とにかく「呪怨」は「呪怨」なので新作ながら既視感がタップリあります。しかし近年の糞みたいな映画版に比べれば何倍もマシな出来にはなっています。演技の下手なアイドルも出ていませんし、その辺も好感は持てます。
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