maro

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまうのmaroのレビュー・感想・評価

4.0
泣きました。。。
20年ぶりぐらいに、毎週月曜日という日が楽しみでした。
その点においては、フジテレビに感謝です、本当に。
本当にドラマが久しぶりに面白いと感じました。
ありがとうございます。

1月、この番組の予告を見て、パーティーしている西島隆弘とか、行為後 、朝の寝起きの高畑充希とか、そんなシーンを見て、「あ、これ絶対、登場人物に闇があるやつだ」と思って見始めて、月9にしてはめずらしく暗い雰囲気で、個人的にはそこにかつての野島伸司ドラマと重ねて、ハマっていました。

高良健吾と有村架純がお互い好きになる動機が薄いとか、高良健吾のグレてる期間が短すぎとか、結局、森川葵の病気の原因不明とか、突っ込みどこはあったけど、総じていいドラマでした。

しかしね、僕は言いたい!!今回のラスト。
これはこれでいいのかもしれない。
終始、暗い雰囲気だったしね、最後の救済措置っったのかもしれないけど、個人的にはね、もっと違うことを期待したわけですよ。
こんなね、こんな穏やかでいいのかって。
穏やかに終わるなら、もっと果てしない障害乗り越えるものなんじゃないのって。
もっとキィキィ視聴者に感じさせて欲しかったなって。

脚本は『東京ラブストーリー』と同じ人なんですよ。
もちろん他にも『Mother』とか書いてますけど、やっぱ『東京ラブストーリー』の印象が強いわけです。
覚えていますか?『東京ラブストーリー』の最後を。
織田裕二と鈴木保奈美が背中合わせになるんですよ。
これが別れのときなんですよ。
お互い、振り向かない約束で、前に進むんですよ。
でね、鈴木保奈美が最初に振り向いちゃうんです。
織田裕二はそれに気づかないんです。
鈴木保奈美が「あ、そっか」って感じでまた前に進むんです。
そのタイミングで、織田裕二が振り返るんです。
もうね、これなに!!なにこのすれ違い!!
っていう、それぐらいキィキィしちゃう最終回だったのに、僕はそれを期待しすぎました(笑)

まあ、そこを踏まえても、西島隆弘演じる朝陽井吹の切なすぎるセリフはぐっときました。
無理しやがって、へへっ。

あー、喪失感でいっぱい。
maro

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