q

#blackAFのqのレビュー・感想・評価

#blackAF(2020年製作のドラマ)
3.6
ラシダジョーンズが出ているのでみてみた。モキュメンタリー風で手法は好きだけど、ケンカというか諍いが耐えなくてなんとなく落ち着いて見られない感じが残念。明るさとテーマはいいんだけどね。

すべて奴隷制のせいだって見解、なるほど、そういう考え方に基づいてこうなのかという学びは相当あった!そしてこんな風に言われたりして不快な思いをしているのか、とか。
面白さより、その観点でもう一度ゆっくり観てもいいかも。
これ倫理の授業だね。これをみて誰かとディスカッションしたい。

—-以下は自分へのメモ
印象に残っている映画のエピソード。
ケニヤが全く面白くないと感じた映画が、Rotten Tomatoでゴッドファーザーよりいい評価。結果、アフリカンアメリカンが作ったものは面白くなくても評価するしかない、という本音をケニヤがスタッフから無理矢理聞き出して、それを言えない側面があるのだな、と。差別してはいけない、否定してはいけない、と雁字搦めになるが故。正直に言うことが良いことだというケニヤと絶対言えないという白人部下達。今も歪みは生じている。本当の平等とはなんなんだろうか、と思った。
そしてケニヤが親戚一同集まった時に上演して大ウケで、やはり彼らには彼らのカルチャーもあることも確か。ブラックスプロイテーションを発端に、確かに同じ国でもまったく違うカルチャーの中で生きていたという時代が相当長かったわけだ。映画ルディレイムーアはコメディだけれどあの映画でも自分達で作り上げていたカルチャーが描かれてた。音楽だってそう。映画から音楽からむしろブラックカルチャーに傾倒してきたからこそ、愛があるからこそ表現には気を配らないといけないといけないことをこれで学んだ。
q

q