あかっか

親バカ青春白書のあかっかのレビュー・感想・評価

親バカ青春白書(2020年製作のドラマ)
4.0
バカは真剣になればなるほど面白い。

そして真剣なバカには誰も勝たん。


やっぱり福田監督はドラマの人だと再確認。どうしても映画という限られた時間だと詰め込み過ぎるというか、キャラクターへの愛情を感じる前に終わってしまう。

しかし、どうだ?このドラマを見終えて。主要キャラクターの誰もが愛おしく思えて仕方ない。

ムロツヨシさんのおちゃらけから一転して腹からドスの効いた声を出し一喝する様。あんなの若い娘さんは惚れてしまうだろうという説得力を持っていた。

娘役の永野芽郁さんの純粋過ぎる涙と優しさ。ずっとほんわかして父親でなくとも守ってやらなきゃと思うだろう。

その彼氏になる中川大志さんは回を追うごとにイケメン台無しな底抜けバカキャラになり、愛さずにはいられない。

と、まぁ全員を細かく書くまでもなく、人というのはどんな人でも愛すべき一面を持っているもので、それを描くには連続ドラマという手法が一番で、福田監督はその写し方が上手いんだと思う。

唯一のムロさん演出回はちょっと毛色が違うのにも注目。評判良かったみたいだけれど、あれは一回きりだから色々なやりたいことを詰め込んだ感じで、あれが毎回だと恐らくしつこく感じるだろう。あと自分をカッコ良く撮りすぎ🤣冗談です!

日曜の夜、明日から始まる日常に向けて観るにはちょうど良い、笑いあり、涙ありのドラマでした。Huluの未公開シーンの方が面白そうなのは秘密。オススメです!
あかっか

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