このレビューはネタバレを含みます
デイミアン・チャゼルが贈るネトフリオリジナルのリミテッド・シリーズ。
フランスのジャズクラブで繰り広げられる話で、1話ずつ中心となるキャラクターがいて、一本通ったストーリーがある中で、色んな視点があるのが面白い作り。
終盤に周りに状況を打ち明け始めたあたりからは変わってきたものの、主人公のエリオットのキャラクターに入っていけなかったのがちょっとなぁという感じ。
バンドによるジャズ演奏シーンは必ず出てきて、この高揚感が本作の醍醐味。
全編に渡って、チャゼルのジャズ愛をバシバシ感じる。
ギャングのボスと手を組むフリをして潜入捜査をすることを承諾し、バンドはクラブで演奏できないけど、路上でやっちゃおうぜ!なラストだった。
なかなかシビアな落とし方だったけど、このドラマらしいなと。