kazマックスグローバーレッド

アップロード~デジタルなあの世へようこそ~ シーズン1のkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

3.8
来たる死に向かって生前記憶のアップロードを複数のIT企業の中から自分の理想のデジタル天国を選べる社会。分かり易く言えば現実の本体は不在で意識のみ仮想現実に生きる『マトリックス』『集まれ動物の森』のような世界。

遺族が毎月費用を払い、死後の本人とも画像を見ながら通話も出来る。
今はアメリカでも実際に脳の意識をデータ化する実験が既に行われてるので、ただの絵空事ではないような気もする。

このデジタル天国では、いい食べ物や飲み物、娯楽が欲しかったら課金、金持ちは容量無制限の高層階に住み、貧乏人は月2GBしかなく住居は下層階でギガ数を使い切ったら次の月までモノクロになり停止状態。死んだ後も格差社会が続きます。

9年前に10歳で死んだ男の子は10歳の姿のままで、現実社会の友達は19歳。成長してるので話しが合わなく やがて男の子から離れていくもの悲しさ。

『トータルリコール』のような失った記憶を辿るサスペンス要素もありのコメディドラマになってます。

主人公のネイサンがトムクルーズに似ていた。ヒロインの父親役俳優がラミレスそっくりだった。そして『X-ファイル』スモーキングマンの俳優が出ていた。
海外ドラマならではの気になる終わり方、早くSeason2が見たいです。