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夫婦の世界のwhochanmisakiのレビュー・感想・評価

夫婦の世界(2020年製作のドラマ)
3.8
4月26日視聴開始、Netflixにて全32話。
2話でもうこの世界に引き込まれた。夫の誕生日パーティーの場面、夫の浮気用ケータイの中身を見たときの衝撃!ソヌと同じくらい戦慄を覚えた、鳥肌が立った。

チ・ソヌ役のキム・ヒエさん、初めてだけど、気品があって憂いを秘めた美女にして見事な演技、床嶋佳子さんを彷彿させる。1967年生まれとは、本当の美魔女。往年の高橋惠子さんや岸恵子さんに通ずる美と色香を感じる。似た女優をAVで見たことがあるけど名前不明。
「百日の郎君様」の切なくも悲しい妃で泣かせてくれたハン・ソヒにも再会できて嬉しいけど、あまりに対照的な役柄のギャップにとまどっている。
ソヌの知人・友人たちの人物像もきちんと描かれていて説得力があって感情移入しやすい。

「ザ・グローリー」を見終えてずっと見たかったこのドラマをついに。わたしにはこっちのほうが合ってるみたいで、まだ序盤なのにあまりの面白さに書き込んでしまいましたm(_ _)m。

それにしてもテオは糞夫、その老母も身体は気の毒だけれども屑姑だなあ。まとめて地獄に堕ちろ。と思った途端に屑姑の葬儀、いいぞ。キム・ヒエさんもといチ・ソヌを全面的に支援する。ミン・ヒョンソが可愛いくてエロ娘ダギョンよりも好き。手伝ってくれて心強い。

10話のヨ会長宅での昼食会、キム・ヒエさんもといチ・ソヌは鬼女もとい女神だ!拍手喝采、抱腹絶倒。わたしの見てきたドラマ史上でも特筆すべき修羅場。繰り返し見ている。神回。
でもまだ序章だったのか、ということはこれからソヌに降りかかるであろう幾多の試練を見届ける覚悟が要りそう。

13話のパーティー場面の緊張感にも痺れた。随所に見せ場があってありがたいドラマ。ここからが本章の始まりだったのか。

ところで、息子ジュニョンの友人ユン・ノウルって「私はチャンボリ」の悪女ヨン・ミンジョンの子役だったとは。福田沙紀みたいな良い娘に成長していて感慨深い。

キッチンドランカーになってしまったソヌ、すっかりやつれたソヌ、あゝ愛しいソヌ。予想してはいたけどソヌがツラい目に遭うのを見続けるのはいたたまれない、胸が締め付けられる。
糞屑男イ・テオよ、早く破滅しろ!
女医姿のソヌが大好きな夏川結衣に見えるときがあって、それはそれで嬉しい。
夢中になっているうちにもう衝撃の21話。ミン・ヒョンソが不憫すぎる。

物語は思っていたよりもややこしく絡み合っているみたいで、どんどんシリアスになって、テンポもわるくなって、つまらなくなってきたぞ。

5月4日視聴完了。うーん、中盤まではすっかりドラマ世界に没入、良質のエンタメとしてスコア4.5をつけていたのに終盤で失速。あんなに面白かったのが台無し。最終回なんて全く胸に響かず。楽しみにしていた結末とかけ離れすぎ、ガッカリ、退屈で見続けるのが苦行だった。ソヌも単なる高学歴母の過干渉の典型にすぎない扱いなのが残念。もっとエンタメに徹してくれたら傑作たり得たのに、実にもったいない、全体スコアも下げざるを得ない。竜頭蛇尾。
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