黒人女性判事が主役、新しい司法ドラマを期待しましたが、期待はずれでした。事件の内容は面白いし、お手軽で1話に2つ以上の事件、裁判が同時に描かれるタイプ。片付け方に納得がいかないのは少ないものの、やはりやっつけ感はある。LAW & ORDERより、私はラブリーガルに近いです。あれよりコメディ感は少し、恋愛、女子向け要素はかなり薄い感じ。
私はラブリーガルみたいなハッピードラマも好きです。でもLAW & ORDER大好きっ子の私としては、黒人女性判事が主役ということで、もっと深い事件や彼女が判決や裁判の進め方に悩むドラマを見たかった。
見てみたら「ローラ（主役）は人徳者」「ローラ大好き」「ローラはすごい」っていうローラ崇拝エピソードばかりで。もちろん彼女は性格もいいし、被疑者を穿った目で観ないし、それはすごいことなのかもしれないけど。結果的に事件や裁判を描くよりローラという人間が周りの人間に気に入られて権力を持っていく段階を見させられるドラマにしか見えなくなっていった。
大親友の検察官のマークとの友情もなんか違和感がある。いつもチャットで呼び出して互いの裁判の情報ペラペラ話しまくってるし、互いの恋人や夫より一緒にいるから。ローラのファッションはおしゃれで好きです。脇役はキャラが立っているし、すごく好演している俳優さんばかりでした。
判事という観点からすると、いわゆる正義のヒーローを描くのは難しいのかもしれないと思いました。
