シン・ウルトラマンを観るまでウルトラマンシリーズを全く観たことなかったけど、なんか評判いいみたいだし試しに観てみるかくらいのノリで観たらとんでもなく熱くて燃える素晴らしいものだった。
東映ヒーローと違って敵の怪獣が愛らしくて、100%悪物として扱っていないところが特に印象的。怪獣のソフビも発売されるくらいだし、ヒーローが怪獣を倒すことに葛藤があるって自分が知る限り東映ヒーローではあまり見なかったような気がする。
ウルトラマン側の「自分の手の届く範囲で人を救う自分の正義を信じる」と、隊長の「正義を絶対と信じる者にその危うさを思い知らせる」の対極の正義がぶつかる構図、MCUで観たような気もするけど、子供に向けてこのメッセージを送ることができる制作側の意識の高さに恐れ入りました。
冒頭でいきなり出てくるセブンガーは可愛くてソフビと可動フィギュアを買ってしまったくらいだし、坂本監督回の特撮パートの見せ方は突出してド派手。そして何よりいつも良いタイミングで流れる激アツな主題歌。この主題歌でウルトラマンとは何かがバッチリ語られているから、入門としてZを観たの我ながら良いチョイスだったと思う。
そのうちもう一度見返したいし、なんならソフビも自分の手の届く範囲で集めたい。
