ししまる

ステート・オブ・プレイ〜陰謀の構図〜のししまるのレビュー・感想・評価

3.5
◼️概要
2003年に英BBCで放送されたポリティカルサスペンス。ロンドンで15歳の黒人少年が射殺された朝、政府のエネルギー特別委員会調査官で下院議員スティーブンの愛人ソニアが地下鉄に飛び込んで死亡する。ヘラルド紙記者カルは2つの事件に接点を見つけ、闇に葬られようとしていた真実を探る。
◼️メモ
2009年にハリウッドで「消されたヘッドライン」(State of Play)としてリメイクされた。
◼️感想
BBCらしい上質なサスペンス。リメイク映画と比べると、石油産業と軍需産業など設定に違いはあれど、基本的なストーリーは同じだが、ドラマ版は時間が3倍だし、だいぶ受ける印象が違う。特に議員のキャラが違っていて、どんでん返し感は映画の方が強い。逆に新聞社上層部が現場に圧力をかけたり、政府サイドや石油会社サイドから印刷差し止め請求が出たり、映画の邦題はむしろこちらのドラマ版の方がしっくりくる。
キャストは英国を代表する俳優が揃っているが、カル役とスティーブン役は映画と比べるとちょっと地味。ケリー・マクドナルドは「ライン・オブ・デューティ」で独特なしゃべり方するなと思ったら、地だったのか。
◼️キャスト
カル:ジョン・シム、スティーブン:デヴィッド・モリッシー、ヘラルド紙記者デラ:ケリー・マクドナルド、スティーブンの妻アン:ポリー・ウォーカー、ヘラルド紙編集部長キャメロン:ビル・ナイ、フリー記者ダン:ジェームズ・マカヴォイ、ドミニク:マーク・ウォーレン
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