シガーandシュガー

警視ファン・デル・ファルク アムステルダムの事件簿 シーズン2のシガーandシュガーのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

ピートのチームは健在。女性上司の髪型が変わってて、誰かわからなかった。
新人のクルーバスの私生活が少しずつ明かされるけれど、まだ完全ではないし、問題がチームに波及していないので、今後のシーズンで爆発するのではないかとヒヤヒヤ。クルーバスが溶け込んで来ているので、悲しい結末にはしてほしくないかなあ。

シーズン1に比べると、一話一話、事件の内容が似ないように頑張っているなと思う。でもエピソード1は、冷酷に3人も殺したくせに、犯人の最後が利己的(死にたくないとかかわいいレベルじゃなくて、自己演出するナルシストぶりが腹が立つ)すぎて、「神も自分は殺せなかった」ってセリフだけじゃ不完全燃焼。まあそこでアーティストくずれがすることだ、と思わせる嫌味がある…のかどうか。
エピソードの2、3は面白かった。2はダイヤ商の一族がクセありすぎで面白いし、3は売春組織&大物顧客というよくあるテーマだけど、組織に抵抗しようというジャーナリストと女性たちがうまく絡んで上滑りしていないし、敵が大きすぎるわりにはサクサク解決に向かって動けるので視聴ストレスがちょうどよい。そしてシーズン2ではピートの同僚であり良き理解者ルシエンヌの動きがとても頼りになってカッコいい。刑事モノによくあるお飾り的スレンダー美女ではないところがもともと良かったけれど、それに加えて頭の良さ、経験、直感、度胸、いろいろなものを兼ね備えた敏腕刑事という雰囲気がよく出ていた。演じる側にも慣れというか、ルシエンヌというキャラがマッチしてきたのかもしれない。
ピートの失恋も、今回のシーズンで何気に大きな話だったので、どこかでは誰かと結ばれてくれるといいなと思ったよ…

知らなかったのだけど、ファン・デル・ファルクは1960年代にもドラマになっていて、今回は二代目になるとか。そう言われてしまうと初代も見てみたい。