いよら

風と雲と雨のいよらのレビュー・感想・評価

風と雲と雨(2020年製作のドラマ)
3.9
恋慕と同時期に見ていたものだから、ちょっと話が混ざってます。ストーリー的には全然違うんですけど、ヒロインが王様の子だとか、王様以外に権力者がいて、朝廷を裏から操っている(だからその人に逆らうとどうなるかわからない)という感じがちょっと似てて、どっちのエピソードかわからなくなった部分もありました。

恋慕は完全にフィクションですけど、こちらは朝鮮王朝末期を舞台にしてますので、実在の人物が結構出てきますし、時代背景としても近代に近いものがあり、時代劇として新鮮味もあったなという印象です。映画『風水師』と同じ時代か!
主人公が易者(占い師)っていう設定も珍しい。元両班ですけど。
それにしても、朝鮮って、こんなに易者の存在が大きいものだったんですかね。キングメーカーにまでなれるって凄い。観相師という映画もあったくらいですしね。他にも現代物のドラマでも占いに行く人たち多いしな。。
四柱推命ってこんなに色々わかるものなんですね。生年月日時刻でその人の人生みたいなものが見えたり、顔の相で色々わかったり、凄い能力。王様になる人もそんなのでわかるって…。そこまで当たるなら、その通りに生きた方が幸せかも。といって、みんながみんな、そんなところまでわかるわけではないようですけどね。
一方のヒロインは霊能力を持っている(それこそ未来が見えたりする)ので、この作品は、史実を元にしたフィクションという感じでしょうか?
ラストシーンのあたりからすると、かなり史実もいれてるんだろうな、とは思います。が、朝鮮王朝末期の歴史をほとんど知らないので(出てきた王が最後の王っていうのは知ってましたけど)、色んな人の名前が表示されましたが、誰のことだか、全くわかりませんでした。

パク・シフは時代劇もハマりますね。最初のお坊ちゃんの感じもいいですけど、苦難を経て、易者として大成し、その後も時代を見据えて進んでいくのがハマっていました。
一方のチョン・グァンリョルも敵なのか味方なのか、いい人なのか悪い人なのか、なかなか腹の底が読めず、イライラモヤモヤ、ずっとしてましたね。さすが上手いです。
チェ・インギュは、ずっと嫌いでした。最後ちょっと改心したけど、やっぱり嫌いです。
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