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ブラックライトニング: シーズン3のSGRのレビュー・感想・評価

3.8
今までのシーズンで1番一貫してはいたけれど、正直盛り上がりに欠ける。これまでも設定はいいのに色々と惜しいな〜と思うシリーズではあったけど、ジェニファーとカリルの青春模様や学園・家族ドラマの要素がキャッチーな魅力になっていた。今回は一貫してシリアスだったせいで、弱点である捻りのなさとかがモロに出ちゃった感じかな。

でもそれでもこのシリーズが過小評価されてると思うのは、例えば今回出てきたラスボスのヴィランの設定。人類最初のメタヒューマンは黒人=人体実験を受けたのは黒人だったから。とか、ドラッグがメタヒューマンに繋がっていて、必然的に貧困黒人層がメタヒューマンになってしまうとか、黒人ヒーロー作品としては1番リアルに根差していると思う。もっとスマートに描いていれば「ウォッチメン」EP6にも匹敵するぐらいなのに。

あと音楽も以前にも増してポピュラーなヒップホップが彩っていて、トライブ・コールド・クエストからジュースワールドまで流れる幅の広さ。

新キャラのブランドンも良かったし、カリルも戻ってきて嬉しい!最後仲間が勢揃いする感じ良かったな。

あとゴッサムシティも出てきたので、クロスオーバー含めて次シーズンも引き続き応援したいと思います!
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