朝ドラには向いてなかったかもしれないけど、良い作品でした。これほど人の心の内側を繊細に描いた朝ドラは珍しい。
津波の被害にあった被災者、同じ土地にいてもある心の隔たり。
今までどんな作品も描いてこなかったこの題材を取り上げた意義はあると思います。
実家が被災しています。
当時私は都内にいたので、外野の人。
両親や兄弟、友人の気持ちに寄り添えない苦しさは今も同様に感じてます。
3.11以降、家庭がなければ実家に戻ろうかとも思った。地元のために何かしたいと思ったけれど自分の無力さを突きつけられて、それも苦しみの素に。
神野マリアンヌ莉子がモネに「なんか、重いよね…」って言った言葉も、すごく理解できる。普通の人はそれほど立ち止まっていられないもの。
父は被災者ですが繊細さのかけらもないので、面白くないし、清原果耶ちゃんの演技がヘタクソだと言っていた笑
大抵の人は暗い朝ドラなんて観たくないし、みんなボソボソ話すからお年寄りには聞き取り辛い。だからか、視聴率が振るわなかったのも仕方ないかな？と思う。
でも、モネの母、鈴木京香さんの告白のシーンは随一でした。朝ドラであんなすごい演技が観れるとは！
浅野さん、内野さん、藤さんと男性陣の演技にも唸りました。
藤さんのおじいちゃん、カッコいい✨
挙げたらキリがないほど演者の方たちが丁寧に役を演じられていたので、見応えがありました。
完走して、大満足です。
