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クライシス・オン・インフィニット・アース 最強ヒーロー外伝のyhのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

1985年発表の原作は、DCが長い歴史で複雑化した設定を整理するためというメタ的な事情もあって、世に出された作品。
800を超えるキャラクターが出て、マルチバースを救うため宇宙規模の戦いが起きるとにかく超超超壮大な物語。しかもコミックスでは未だにその事件が影響していたり語られたりしており、DCの歴史の中では間違いなく最大の事件。
それをドラマ5話分だけで行うというのが、そもそも無謀な話。
アンチモニターはDCユニバースのヒーロー、ヴィラン大集合で立ち向かう程の強敵。バットマンもワンダーウーマンもシャザムもグリーンランタンも表に出てこないアローバース内で対処するには荷が重すぎる。
いったいどういう作品なるのだろうと、楽しみの一方で不安もあった。
結果、期待どおりというか、ドラマ5話で描くにはこれくらいが限度だろうなというのところで落ち着いていた。
敵はかなり弱体化しているし、ストーリーも大雑把でよくわからない。
ただしクロスオーバーとしては最高だった。事前に知ってはいたが、アローバースの枠を超えて、ブランドン・ラウス演じるスーパーマンやエズラ・ミラーのフラッシュ、その他諸々のゲスト出演に本作の本気度を感じた。
あと、スペクターが出るとは思わなかったので、しかも意外な形での登場で嬉しかった。
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