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1%の奇跡のksのレビュー・感想・評価

1%の奇跡(2003年製作のドラマ)
3.9
リメイク版を観てからのこちらオリジナル版。

人物設定、状況設定が少し違うがストーリー自体はほぼ変わらず。
話の展開はわかっているのに観入ってしまった。

オリジナルの方が家族、親子、血のつながりに踏み込んで描かれている。ラブコメ というより、ラブコメ寄りのホームドラマかな。その分、話数も多く中盤やや間伸び感はあった。
リメイク版はそんな間伸び部分というか不必要な 部分を省いて 主役二人に焦点を絞ったストーリー展開なのでテンポよく軽快に観られた気がする。

このオリジナル版、2003年だ。
ちょうど20年前。
映像も古く感じられるし、映し出されるものに時代も感じる。スマホではなく携帯だったり、家やマンションそのものの雰囲気や 衣装。
時代を感じるけれど、ストーリーそのままはリメイクされても古びないくらい普遍的。
いまの時代からすると疑問に思う台詞などもあるけれど、あの頃はまだそんなに厳しい時代ではなかったのかな。

ヒョンジン役のハン・ヘジン、『離婚弁護士 シン・ソンハン』のイ・ソジンだよね?かわいかった。
若いカン・ドンウォンもイヤ〜な奴から だんだんかわいく見えてきたりして。
ダダのお兄ちゃんがひたすら良い人。幸せになってほしい。
みんな身近でまとまってしまった感は否めないけれども。

オリジナル版同様にリメイク版でも二人も結婚後までを描いてほしかったなぁ、と。あの二人の新婚生活が観たかった。

とにもかくにも、オリジナル版も、いえ、『1%の奇跡』 というドラマそのものがもしかしたら名作なのかもしれない。
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