コータ

阿修羅のごとくのコータのレビュー・感想・評価

阿修羅のごとく(1979年製作のドラマ)
5.0
新生活お疲れ様です。こう忙しい季節には、より短い時間で楽しむことができるという理由でドラマが好きになったりします。

女性とは阿修羅のごとく。
四姉妹の物語で語られる男と女の実態。
小津映画の常連・佐分利信が「カモク」な父親像を好演。
いしだあゆみと風吹ジュンの対立っぷりも非常に良い。緒形拳も良かった。

「お母さんはお父さんを愛していた」という次女・八千草薫のセリフ。
妻(八千草)⇒夫(緒形)への告白でもあったんだな。
言わない、言えない、言ったら負け。

あの拳銃シーンは『グッドフェローズ』の寝起き殺害未遂と並んで、最も恐怖を感じた拳銃描写のひとつだった。日常に銃が登場する怖さ…
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