ぱりぱり

阿修羅のごとく パート2のぱりぱりのレビュー・感想・評価

阿修羅のごとく パート2(1980年製作のドラマ)
4.0
女は阿修羅かもしれない。1人の女が他の女を苦しめ、そしてその女がまた別の女を苦しめる。でもこのドラマを通して見ると、誰かを咎める気持ちは全く起こらない。私も阿修羅なのかもしれない
このドラマを見て、誰かがやったことがどうだとか、誰かの言ったことがどうだとか、そういうことばかり考えていないで、自分の生活に集中して、自分の舞台で戦わなければいけないなぁと思った
それが阿修羅の生き抜き方なんだと思う

鷹男が緒形拳から露口茂になって、だいぶ雰囲気が重たくなった気がする。緒形拳の鷹男はおっちょこちょいなところがありそうで、にやっとしたり、頼りなさそうではあるけどまあまあ亭主関白なふうだったけど、露口茂はいつも真顔で、何を考えているのか分からなくて、暗いので、一気に浮気が里見一家にとって重い問題になった雰囲気。

パート1よりは面白さが減るけれど、滝子(石田あゆみ)と勝又(宇崎竜童)のラブストーリーと父親(佐分利信)との絡みが大好きだったので0.5加点!!