Taiga

アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談のTaigaのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

過去5作の中で入り込むのに最も時間がかかった。

このパターン、過去作の評判が良くなかったら作れてなかったのかなと個人的に感じた。
というのも、体験談を語るという構造上、結果のわかった話が5話まで続くから。
色々起きてはいるけど、体験談やから生きてはいるんやんな〜、その割に話の収束早いな〜、途中から別の体験談に代わるんかな〜という感じて観る。

でも、そこからロアノーク2の続編話に展開して、なるほどここまではフリやったわけかとなって観るテンポも上がった。

そこから出演者体験者が館へと戻ってくる番組構成になって、番組制作者側がいろんな仕掛けを施して怖がらせようとして、役者陣は再現ドラマのような事が本当に起こるわけないと信じない。
そんな感じでこれから起きる凄惨な場面へのフリをまた積み上げていく。
誰があんな経験した館にまた戻るねんというのはありつつ。

その時に、え、それ先言うてまうん?って思ったのが、番組内で1人を残して全員死んだというようなことが先に言われた所。
誰が生きて、誰が死ぬのかのスリル感はそこで無くなってしまったのはあった。
番組を編集して放送したという設定上は仕方ないかとも思ったけど。

そこも思ったより早く終わって、バズり目当ての若者たち、シーズン2のラナの番組が出てきたり、裁判やらあって、最後のリーと娘フローラ、幽霊のプリシラの所で終わる。
終わり方はあんまり納得いかなかったというか理解が及ばなかった。

そもそもリー実は旦那を殺してないんちゃうかなと思っていて、そういう展開かなと思ってたけど
あんな高いところに1人で上げられへんやろみたいな疑問は残ったまま。
結果は心身耗弱での刑事責任能力はなかったとして一応の無罪。

リーがフローラの父を殺したと告白したのも、自分が死ぬことを悟ったリーが、フローラの憎しみや怒りの矛先を自分に向けることで娘の精神安定を考えるための嘘だろうなと感じていたので。

展開多いところは面白かったけど、所々気になる点が残ったシーズンとなりました。次へ進む。


・今作にもチラッとレディーガガ出てた。
・タイッサちゃんやんと思ったらあんなにあっさり燃やされるとは!
過去作で重要な役をしてる分、すぐ死ぬ時の衝撃が大きく緊張感が出るところは好き。
・1番怖かったのはチャン家
これはもう日本ホラーの怖さ
・ノアノークの館2へと繋がっていく前の舞台挨拶のシーン、なんかこそばゆかった。
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