Taiga

アメリカン・ホラー・ストーリー:カルトのTaigaのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

実在の政治家を話の1ネタとしていじるようなレベルじゃなく、筋の1つとして扱うのにびっくり。

カルトの遠そうで遠くない話というか、方向性や手法ひとつでなり得るという怖さを、実話も合わせることによってより恐怖度が増していたように感じた。
シリーズでいろんなホラーを描いていたけど、これが1番リアルな怖さかな。

政治、カルト、ジェンダーの平等と公平、いろいろな面から見ることができるストーリーで考えさせられる部分も多かったなぁ。


アリーの対立候補との討論のシーンで脱獄したカイがやってきて、ビバリーに殺されたけど、あれテレビ放送されてた番組じゃなかった?
あれだけの人も居たのに事件の感じがなくサラッと進んでいったのが気になった。



最後アリーが新たなカルトのトップになっている描写で歴史は繰り返すということを表していたと思うけど、考えてみればローマの時代から扇動政治って出てきてなと。
不安や恐怖を煽るやり方はいつの世の中にも存在するか。
過ぎたるは猶及ばざるが如しで、何にしても過度になり過ぎると怖い。





今まで見たシリーズの中で1番目を背ける回数が多かったのがこれ。

過去本作色々グロいシーンあったけど、そのどれよりも集合体恐怖症の方がキツかった。
ビバリーがつけていたマスクも気持ち悪かった。


・アリーがカイのカルトを脱出した時にラナ・ウィンターズの話題出てきそうと思ったら案の定でてきた。

・ゾディアックやウォーホルの話まで出てくるところも面白かった。
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