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必殺必中仕事屋稼業の62355cinema5のレビュー・感想・評価

必殺必中仕事屋稼業(1975年製作のドラマ)
4.4

88点

必殺シリーズ 第5弾📺
非主水シリーズでは完成度が高い作品👍

タイトルが一般視聴者からの公募により決まった本作は、シリーズ史上初、女性が元締めで、飛脚問屋の女将・せいが弱者を助ける ‘仕事屋’ を裏で仕切って行くというのが基本のストーリーライン🎬
受ける仕事は必ずしも殺しばかりではなかったというのが他の作品と異なるところです(「助け人走る」と同様です)⚔️

本作のコンセプトはズバリ ‘勝負’ を賭けるということ🎲

偶然、同時期に仕事屋で働くことになった、無類の博打好きの ‘そば屋の半兵衛’ と ‘侍崩れの政吉 ’ の2人組が、賭博に興じる様子に ‘殺し’ という勝負を仕掛ける様子を被せて行く形で各エピソードが描かれています🎴

丁半博打、花札、トランプ、富札(宝くじ)などのバリエーション溢れるギャンブルのシーンは時としてユーモアを交え描かれることもありました🎲🎴🃏

そして2人の殺しの腕前はプロというより、むしろ ‘にわか仕込み’ の素人に近いもの⚔️🤭
文字通り度胸一つで命がけの勝負を仕掛けるので、見る者を冷や冷やさせるような殺しのエピソードがいくつもありました🤭
実際、初期の頃の政吉が短刀を扱う時には手元が震えてましたし、半兵衛がカミソリ一つで殺しを仕掛けるというのも素人っぽかったです⚔️

そんなアマチュアもどきの2人が実践を積むことで、プロらしくなって行くのを見るのも本作の楽しみの一つでした👀

オープニングナレーションの声は藤田まこと氏🗣
また、サブタイトルのフォーマットは「◯◯勝負」...とことんギャンブルに特化したものでした🎲

エピソードでは、悪役の専門・今井健二さんが被害者であったりするもの(第4話 逆転勝負)や、必殺シリーズ史上、唯一仕置きがなされなかったエピソード(第20話 負けて勝負...運の良かった悪役は津川雅彦氏)もあり話題性のあるエピソード揃い📺
ちなみに第1話の監督は、往年の時代劇名監督の三隅研次氏でした🎥
今振り返ると、時代劇が全盛だった昭和の時代が懐かしく、かつ羨ましく思われます🎲🎴🃏📺🤗
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