このレビューはネタバレを含みます
2020年の作品ということは世界を席巻したコロナ禍以前から企画があったのか、コロナ禍の状況に合わせて作っていったのか不明ではある。
プランデミックという言葉があるように予め計画されていたコロナ禍であればこのドラマは現実と虚構をごっちゃにしてコロナ禍を煽るような所謂プロパガンダということになる。
差別、分断、行動制限、命の選別という現実に起きていることと重なる。
自分の大切な人を自分を護りたいというのは人として当然だとは思う。
夫の不倫相手、大臣としての権限、愛と憎しみ…。
カナダのフランス語圏で起こったこととなっているがこれが世界中で起きているんだなあと。
大臣も衛生研究所の所長も1人の人間で、そして人間という生き物はかなり汚いということ。
COVID-19 とcovaという似たような名前コウモリ、フェレットからの感染と原因も明らかなドラマなのでこれを現実と勘違いしてはいけない。
医療関係者には病院のマスクを盗んで売り捌く看護師もいる。
あっけない収束もなんの解決の描写もないのは、そんなことは興味ないし描く必要もないからなのかもしれない。