カオリ

ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルーのカオリのレビュー・感想・評価

4.5
マーク・ラファロ主演のドラマ、しかも双子の兄弟を一人二役!?
マーク・ラファロがいっぱい見れるんやんか😍って軽い気持ちで見始めました…
まず、双子の風貌の違いに吃驚。『ザ・ホエール』的な特殊メイク?と思ったけど違うようで…まず9kg減量して弟のドミニクを、その後18kg増量して兄のトーマスを演じたようです。凄いとしか言いようがないんだけど、俳優さんのこういうのって身体大丈夫なんですかね…心配になります。

妄想型の統合失調症を患う双子の兄・トーマスの世話をするドミニクを主人公としたヒューマンドラマ。

夢や回想で出てくる、過去のドラマと現在のドラマが交錯しながら、物語が進んでいく…

6話で完結というのが良いなと思ったものの、いざ見始めると面白くて…終わってしまうのが寂しく…。

双子の兄弟がメインではありますが、実父の存在を明かさないまま亡くなってしまう母親、育ての親でもある義父、元妻、娘、恋人、友人、そして助けようとしてくれる人…それぞれとても丁寧に描かれていて、さらにドミニクが不器用だわ災難続きだわで…何度も気づくと涙が出ているような…そんなドラマでした。

マーク・ラファロの演技はいちいち涙腺刺激してくるというのもある…にしても、兄トーマスも弟ドミニクも、兄弟して(一人だけど)泣かせにかかってきます。

ズッシリだけど軽快な楽曲でバランスを取っているようなリズムもとても良かった。重厚で見応えのある良ドラマでした。
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