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大明皇妃 -Empress of the Ming-のbabaちゃんのレビュー・感想・評価

大明皇妃 -Empress of the Ming-(2018年製作のドラマ)
5.0
面白かった!史実ベースの骨太物語。
最後まで飽きさせないストーリー展開。
泣き処や笑い処がうまく挟まれる。
衣装の柄や刺繍の豪華絢爛さは数段上。
戦闘シーンの迫力と壮観さも圧巻。

主役の二人がとても魅力的!
肝の据わった若微のタン・ウェイ最高。
聡明で大望の朱瞻基シビレル色気。
徐浜に嫉妬笑若微に深い愛。

慈悲深く温厚で賢さを隠す洪熙帝。
解脱した建文の徳のある言葉は沁みる。
永楽帝の尊大でおとぼけぶりがいい。
国の平穏を願うが簒奪のしこりを抱える。
靖難の遺児恩赦は自分の過去を否定と同じ。なるほど。
息子達を手玉に取る策略家。
どこまでも悪辣な二叔父漢王。

鄭和の大航海もこの時代。偉業も7回!

宮廷育ちの生き別れ妹の強い野心。
陰謀渦巻く宮廷の闇を体現する怖さ。
自己愛だけの妹の陰険さは増し増し。

宦官や外戚が皇帝や朝廷をダメにする。
そして国事より私腹を肥やす臣下たち。
軍服姿で兵士を鼓舞する若微カッケー!
人質のお馬鹿息子が逞しくなり戻るが悲劇は繰り返される。
国の名臣で高潔・気骨の于謙には泣ける。
朱家独裁の言動で大勢の死者と離散家族が出る。
今も独裁者が同じことを…

常に内憂外患の若微に徐浜の忠誠と活躍。
徐浜と一緒の最後。若くなってる。

再視聴。最後のコオロギはオマージュ?
2度目も見応えあり素晴らしい。感動する。
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