Joey

妖怪シェアハウスのJoeyのレビュー・感想・評価

妖怪シェアハウス(2020年製作のドラマ)
5.0
まりかワールド全開。もはや誰が主役なのか分からない。ホリデイラブでは妖怪度が足りなかったし、竜の道も悪女になり切れていない。お岩さんまでくれば、誰も太刀打ちできない。しかも眼帯したナースなんて、とってもサイケデリック。お岩さんブームも近いな、きっと。

酒呑童子だったんだ、毎熊さん。確かに寅次郎のお父さんも酒呑童子って感じだった。男気溢るけど、女と酒で失敗を繰り返し、最愛の人達を失う。あちこちに居そうな酒呑童子。自分も妖怪にならないように真面目に生きよう。

座敷童子って家に富をもたらす妖怪だったんだ。東北地方では皆が会いたがっていた最強のアイドルらしい。そんな座敷童子も年齢を重ね、池谷のぶえになっちゃった。座敷童子は東北出身の元アイドルなので、歌もうまいし、踊ったりもできる、語れば稲川淳二も真っ青。決して侮れない。

正体不明なのは、ぬらりひょん。一体何者なのかは専門家でも意見が分かれるらしい。頼りにならない上司を演じれば世界一の大倉さんは、ここでは頼もしいリーダーなのだ。カレー好きで、不思議なインド人みたいな意味不明なキャラは正しくぬらりひょんだ。

こんなシェアハウスだったら、ボロボロの小芝風花じゃなくたって住みたくなる。日本には妖怪がいて良かった。生霊にだけはならないようにしよう。
Joey

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