EDDIE

ファウンデーション シーズン1のEDDIEのレビュー・感想・評価

4.0
圧巻のスケールで描かれる宇宙や広大な大地。美しい太陽の光が常に我々を映像に引き込むのに一役買っている。
SFやこの世界観特有の用語が難解さを感じさせるが、徐々に明かされていく感覚はたまらない。
間違いなく合う合わないはある作品だし、シーズン1だけで評価できないぐらいのまだまだほんの一部を見せられただけという感覚すらある。

今後の視聴者数やAppleTV+の伸び具合次第だろうけど、『ゲームオブスローンズ』級の長編シーズンになりそうな予感。

『スターウォーズ』などのようにわかりやすい戦うSFではないけど、『スターウォーズ』や『DUNE』など、様々なSF作品に影響を与えたアイザック・アシモフの原作小説の映像化。
何度も頓挫を繰り返し、遂にAppleTV+で実現したのだから最後まで見届けたい。


▼Twitterに投稿した各話短評

◆ 第1話
AppleTV+が随分前から強くPRしていたオリジナルドラマが遂にベールを脱ぐ!
圧倒されるロケーションやCGによる特殊効果。
“スターウォーズ”など幾多のSF傑作に影響を与えた原作小説の実写化。
感想は「すげぇ」「美しい」と言葉が漏れてくるばかりだ。

◆ 第2話
宇宙へ飛び立ち、ファウンデーション計画を進める選ばれし者たち。
そんな最中、ガールとレイチはロマンスを決行w脱出ポットから大切な人を逃すところまでSFのど定番を突く。
一方、帝国首都では独裁たる恐ろしい見せ物に国民が湧く下劣さが見えた。

◆ 第3話
水時計か日時計か。
宇宙のあらゆる事態を想定して議論が交わされる。
そして遂に新たな星に到着したファウンデーション一行。
奇妙な物体を目にし、彼らは調査を開始する。
相変わらず映像面では美しさが際立つ。
4Kの恩恵を最大限に味わえるドラマ。

◆ 第4話
クローンである皇帝たちの存在意義が揺らぐ。「自分たちに魂はないのか?」
皇帝同士に考えの相違が見えてきた。
一方、星の侵略に向けて高射砲の準備が整った。次回は少し派手な展開もありうる?
そしてラストには第1話から観てきての感動が。早く次!

◆ 第5話
ガールが睡眠装置から目覚める。
彼女の回想から始まり、目覚めてから置かれた状況に混乱。
一体彼女は何年眠っていたのか…。
ハリの死、レイシュの犠牲。
真実を知ったガールは信念を曲げずに行動できるか。
一方、蛮族の攻撃は始まろうとしていた。

◆ 第6話
“死と再生”
クローンの皇帝三世代。
それぞれの思想の違いが表出する。狩りはその最たるもの。
一方“ファウンデーション”を救うという使命を持ちながら、父すら救えない歯痒さ。
ハリの意思を継ぐ者。計画は着々と進行していく。

◆ 第7話
“殉難者の秘密”
最強兵器を見つけ出したターミナスたち。
一方、皇帝たちは別々の道を歩み出す…ブラザードーンは自らの存在意義とクローンであることに不信を抱き星からの逃亡を持ち掛けられる。
ガールはセルダン殺害の真相を思わぬ形で知ることに。

◆ 第8話
“足りないピース”
うひゃー、またスケールがでっかくなってきたぞー!映像がやはりこのドラマは素晴らしい。
ブラザーデイは砂漠に厳しい殉教の旅に出る。これまで経験したことのない疲労と飢えを体感。そして新たに得たものも。
ただやっぱムズイ。

◆ 第9話
“試される未来”
ブラザードーンの決死の脱出。決められた運命に抗うクローンとしての決意。
皇帝たちは彼の行動をどう見るか。
一方、ターミナスでは多くの朽ち果てた人たちが…誰の仕業なのか。
この世界のルーツの話が大変興味深く、ラストは震えた。

◆ 第10話
“飛躍”
サルヴァーの能力の正体とは。そしてガールとの関係性は。
ファウンデーションに仕組まれた様々な謎を解明しながら、各人物の血縁にも意味を持たせる。
1話から圧倒的な映像美とスケールで描く世界観に息を呑むばかりのシーズンフィナーレ!
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