教養の授業「ワルツの理解」がキッカケで出会い付き合うことになったミンソンとゴニ。
卒業し社会人になっても付き合いは続いているものの、環境の変化から心の距離が生じ上手くいかなくなる。
果たして二人の関係は修復されるのか。
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社会人になることで視野が広がったり価値観が変わったり周囲の人間関係が多様になったり、結果破局に至る恋愛はよくある話だと思う。ワルツはミンソンとゴニにとってはノスタルジーの象徴で、美しい思い出の一つであり、二人を繋ぐ重要なエッセンス。
就職難民という韓国の社会問題を盛り込みながら、このエッセンスをどう生かすかがポイントだろうと思うが、単なるエピソードに止まってしまった感あり。ペアダンスというトピックを活かして切なさの演出を全面に出してあげれば、どの結末でももう少し共感に繋がったのではないかなぁ。