えぬ

ペガサスマーケットのえぬのレビュー・感想・評価

ペガサスマーケット(2019年製作のドラマ)
2.5
BSで視聴。なので結構カットとされてたのではないかと思うが、元々が大して面白くもない小粒な不条理ギャグを基にした(?)力業的に強引でご都合主義的展開に無理やり引っ張る、内容の薄い超緩いストーリーで、オチすら微妙って感じなので、カット版でサラっと見るぐらいでちょうど良かったかも?寝る前とかに毎日一話ずつ見てたが、それぐらいのまったりペースでないと逆に飽きたと思う。イドンフィのとぼけた感じが好きで見てたかな?

最後まで見れたけど、また見たいと思うほどのものでもないし、あくまでもギャグありきでそっちに重きを置かれてるみたいで、これといった話や見どころがなさすぎだし、実力ある俳優も結構出てたのに使われ方がもったいなかったし、せめてもう少し内容があればなあ…というのが正直なところなので、評価高くならないです。決して嫌いとかではないんですが。

不条理ギャグって日本のマンガとかでもそうだけど斬新さ・突拍子もなさ勝負みたいな面があるせいか、どんどん現実離れしていく一方になりがちというトレードオフの負の部分も大きく出てしまうせいか、そればっかりずっと見続けるのはしんどいというふうに、どうしても飽きちゃうんです。4コママンガでささっと見て終わるぐらいがちょうどいい題材というか…。なのでギャグ一辺倒でなく、もう少し現実との折り合いをつけたり基軸のストーリーの方をしっかり厚くしてくれたら、うまく融合してもっと楽しめるものになった気がします(ここがあまりに薄すぎた…)。突拍子もないビミョーなギャグ小ネタをもってして力業でねじ伏せて話をなかば強引に展開させていくには無理あるというか、説得力がなさすぎて話が進めば進むほどだんだん飽きてくるというか、醒めてくるというか…。で、話が一向に面白くならないので。

キャラクターが多彩どころでなく、外国人や子供、変わり者…と社会からあぶれてしまいがちないろんな人をダイナミックに内包できる懐の深さとかはすごく良かったので、ストーリーの方でもっと活かせた気がするんですが…。せっかくのキムビョンチョルとイドンフィ共演のタッグも、あまりうまく活かされるようには思わなかったです(あの2人は絶対にあんなもんじゃない、はず)。
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