松山洋

悪の花の松山洋のレビュー・感想・評価

悪の花(2020年製作のドラマ)
5.0
素晴らしい。こんな脚本、どうやっても思いつかないし辿り着かない。

全16話が信じられない構成だった、10話の時点で終わってたし何度も「え、次で終わりでしょ」と思いながら見続けたけどひとつも無駄は無かったし登場人物全員にしっかりと役割と伏線があった。

こんなにも完璧な脚本があるのかと思い知った。

最終の第16話なんて完全にエピローグだったのに号泣してしまった。

なんの取柄もないような直感型の冴えない刑事がこんなにもカッコ良く見えるなんて、なんて素敵なんだ。最高。

みんな魂が誇らしいほど素敵。

大好きなものが全部詰まってた。

観て良かった、本当に幸せだった。

冒頭2話まではかなり厳しかった、けど、騙されたと思って見続けて欲しい、絶対に間違ってない。

これは絶対に観るべき物語だ。

ひとつだけ。

ひとつだけ言っておくとすれば。父親の件だけは何とかして欲しかった。

けど、そんなことはどうでもいいくらい完璧だった。

11話からの悪の表現は最高だった。これぞ悪。倒すべき敵だ。

その表現が最高で無欠だった。それだけで観て良かった。

もう感想がカタコトになるくらい最高。それだけ見る価値がある。
松山洋

松山洋